令和 4 年度事業計画発表会を行いました。

社内・社外活動

当社の事業年度は 8 月からスタートいたしますので、例年 8 月に事業計画発表会と称して、 会社全体の経営方針及び部門ごとの方針を発表する場を設けております。当社ビル 3 階の大ホールに全社員が集まり、新たな年度に向けて気持ちを新たにする会として 5 年前より実施しております。

開会の後、代表の伊藤より新事業年度を迎えるにあたり挨拶がありました。その内容の一部を本記事の末尾に引用しておりますので、ぜひご覧ください。

続いて、各事業部長より今年度の部門方針の発表がありました。部門方針は各事業部長が 事前に経営企画室と慎重に協議を重ねて策定されております。単年度経営計画やビジョンマップを踏まえ、部門内の人材の育成も考慮した内容となっています。

また、今回は今年 3 月にお披露目を行ったビジョンマップの内容を踏まえながら、部門方 針を個人の行動指針に落とし込むワークショップを行いました。新人からベテランまで、事業部ごとのグループに分かれて自身の行動指針をコミット文として作成し、グループ内で宣言しました。新人職員も積極的にワークに参加し、発言する様子が見られ、また職員一人ひとりが新たな年度に向けて意識を高めることができ、とても有意義な発表会となりました。

事後アンケートでは、研修を通じてビジョンマップの内容を【自分事】にすることができたかという設問で殆どの職員が「自分事にすることができた」と答えておりました。

アンケートの中で感想として挙げられたものをいくつか紹介します。

「改めてビジョンマップの内容を理解することができ、部門内の方針、目標を達成するためのアクションを考えることで、ビジョンマップの内容や、方針を自分ごとにすることができました。今後自分がやるべきことが見えてきたので、自分にできることは精一杯やり、やったことがないことも挑戦しようという決意をする良い機会になりました」

「営業マンの自分の口から粗利目標に対する具体的なアクションが出てくるようになって、 以前に比べ大幅に成長したと感じました。今回のようにチームで集まって考え、宣言し、実行できたのか振り返る時間は大切だと改めて思いました」

「アクションに関してスラスラかけている人が予想以上に多かった。自分のアクションを 自分で考えられるようになってきたことは、会社としてとても良いことだと思うので、今後も継続していきたい。またコミット文についても簡潔にまとめて発表する機会を創出できたことも良かった」

「部内で互いの行動計画を知ることができたのは非常に有意義であったと感じた。こういった取組みをより効果的に行うため、社員の自発的行動を誘発できるような教育を継続して行っていく必要性があると感じた」

最後に、代表挨拶より品質についてのお話を引用し紹介いたします。建設業だけでなく、 様々な業種、或いは趣味の世界でも活用できる内容だと思いますので、ぜひご一読ください。

品質について

(代表挨拶より引用)
品質とは、「平均とばらつき」のことを言います。 よく「この商品は質がいい」と言ったりしますが、その意味をはっきりわかって使っている 人は少ないと思います。

結論から言うと、品質を良くするには、「平均を良くして、ばらつきを少なくする」ことが必要です。

私たちは、ものをつくって人に売る仕事や人に何かをしてあげる仕事をしているので、品質 を良くしていく必要があります。 ゆえに私たちは「平均を良くし、ばらつきを少なくして」いかなければなりません。

品質にはさまざまな言葉があり、製品品質、施工品質、加工品質、業務品質などがあります。 モノだけではなく、時間の使い方や能力も品質に関わってきます。
ではどのようにするのか。 平均を良くするには、勉強したり時間やお金を投資しないといけません。 ですので、ここではばらつきを少なくするヒント(私の経験談含む)を書き記しておきます。 仕事だけでなく、普段の生活やスポーツなどでも考え方は応用できますので、みなさんも意 識してみてはいかがでしょうか?

 

ばらつきを少なくするには?

4Mで考えると考えやすいです。 4Mとはマン(人)、マテリアル(材料)、マシーン(機械設備)、メソッド(方法)です。

マン(人)について
人と人との技量差を埋めることで解決します。差を埋めるには経験してもらうしかありません上位者はチャンスをどんどん与えましょう。
例) 作業する人同士のやり方が違うので、やり方を当人同士で確認してもらう

マテリアル(材料)について
材料の質がばらつくときはその要因を調べる。どうしてもばらつく場合はメソッドでカバーします。仕入れ材料に原因がある場合は仕入れ先に指摘してあげましょう。

マシーン(機械設備)について
ばらつきの原因の一番はこれです。要因を見極める必要があります。どうしてもばらつく場合は、メソッドでカバーします。

メソッド(方法)について
いつも同じやり方をできるように方法を書き記しておく。考えると時間がかかるので、次回は考えずに手だけ動かせるようにしておく。
例1) 作業方法をメモ(ワード等で保存)して、次回はそれを見て順番通りに行動する。
例2) エクセルで計算式をつくって、次回は値を入力するだけにしておく

その他
ゴルフならば、肘の曲げや伸ばすことがばらつく原因なので、できるだけ伸ばす 品質が良くなるとどうなるかというと、効率の良い仕事ができ、不良がなくなるので管理が しやすくなり、仕事が楽になり、生産性が向上します。 生産性が向上すれば利益を生み出しやすくなります。 要するに、品質を良くすれば利益が生まれ、コストを削減することができます。

ぜひ、品質を良くしていきましょう

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